プライオリティパスは簡単に手に入る

■クレジットカードだけで利用可能なラウンジとプライオリティパス

日本で空港ラウンジを利用するといえばクレジットカードとの提携ラウンジを利用することを指していることがおおいです。これはクレジットカード会社などが空港にラウンジを設置したり、どこかしたらの企業と提携することによって用意されているいわゆるカードラウンジと呼ばれるものです。
これに対して世の中にはプライオリティと呼ばれる空港ラウンジを利用するための会員権があります。こちらはカードラウンジではなく航空会社などが用意しているビジネスラウンジと呼ばれるものを利用するための権利です。日本ではこれらの空港ラウンジについて混合して説明されていることが多々あります。今回はそれぞれについて日本ではどうなっているのかを簡単ではありますがご説明しましょう。

まずクレジットカードだけで利用することが出来る空港ラウンジについてご紹介します。日本の空港ではこの方法で空港ラウンジを利用することが一般的であり、空港ラウンジと提携しているクレジットカードをラウンジで提示することによって利用が可能となるタイプです。クレジットカードで空港ラウンジが
利用できるものの大半はゴールドカード以上となっており、それなりに年会費が必要となるクレジットカードであることが大半です。中にはゴールドカードであっても提携している空港ラウンジが少なかったり、年会費が安く空港ラウンジと提携していないものもありますのでラウンジの利用を目的としてクレジットカードを作成する際には注意が必要です。ただ純粋に空港ラウンジを利用したいだけであればゴールドカードでも年会費3000円程度で発行されているものもありますので、メインカードとはしなくとも空港ラウンジのために所有しておくというのも方法としては悪くありません。
これに対してプライオリティパスを利用して空港ラウンジを利用するという方法があります。これはカードラウンジとは異なりビジネスラウンジを利用することになります。カードラウンジは保安検査場よりも外にあることが大半ですが、プライオリティパスで入場出来る空港ラウンジは保安検査場の内側にあります。つまりチェックインしてからでないと利用出来ないんですね。そしてこのビジネスラウンジというのは基本的には国際線が飛んでいる空港に設置されているものとなっています。そのため相対的に日本でクレジットカードだけで利用出来る空港ラウンジよりも数が少なくなってしまいます。しかし日本のゴールドカードでは利用できない世界中の空港ラウンジを利用できますので海外で利用するのであればこちらの方が良いでしょう。

■同伴者も使えるプライオリティパス

クレジットカードに付帯されているプライオリティパスですが、実は利用しているクレジットカードによってサービスが微妙に異なっているのをご存知でしょうか。まず付帯されているプライオリティパスのランクが異なることがあります。クレジットカードに付帯されているプライオリティパスは概ねスタンダード会員かプレステージ会員となっており、それぞれ毎回の利用料金が必要かどうかという違いがあります。
ただ、どのようなプライオリティパスにも基本的には変わらないことがあります。それは本人ではなく同伴者についてです。同伴者は自分の支払う料金が有料か無料かどうかに関わらず基本的には一人あたり27米ドルの支払いが必要となっています。私のようにプライオリティパスを複数枚発行するようなことを試してみても、プライオリティパスには利用者の名義が入っていますので本人しか利用できないようでした。余談ですがこれを踏まえるとプライオリティパスを発行するクレジットカードは1枚でも良い気がしますね。

さて、基本的には同伴者には利用料が無料となるサービスが適用されていないのがプライオリティパスなのですが例外的なものがあります。それは発行するクレジットカードのごく一部では同伴者も1名ないし2名は利用料が無料になるというものです。ただ、これには非常に厳しい条件があります。

同伴者も無料で空港ラウンジが利用できるプライオリティパスを手に入れるためには
・アメリカン・エキスプレス・カード プラチナ
・JCB ザ・クラス
・JALアメリカン・エキスプレス。カード プラチナ
といったプラチナカードや
・アメリカン・エキスプレス・カード センチュリオン
・楽天ブラックカード
といったプラチナカードの上を行くブラックカードを所有する必要があります。ブラックカードは私たちが早々お目にかかることも無いクレジットカードであり無縁とも言えそうですが、プラチナカードに関しては比較的手にしている人も居るのではないでしょうか。アメリカン・エキスプレス・カードやJCBに関してはプラチナカードをインビテーションでしか発行していませんが、JALアメリカン・エキスプレス・カード プラチナに関しては申込みが可能なクレジットカードとなっています。
プラチナカードはどれも年会費が高いものとなっていますのでJALアメリカン・エキスプレス・カード プラチナがいくら優待や手荷物の宅配をしてくれると言えどもしっかりと飛行機を利用しなければもったいないです。ただ、同伴者も無料で利用できるプライオリティパスが手に入りますのでその点も考慮すると意外と安いと考える方も居るのではないでしょうか。

■ゴールドカードでプライオリティパスを手に入れる

プライオリティパスのサービスは一昔前ではプラチナカードに付帯されいてるサービスという認識が強かったように思います。ステータス性の高いプラチナカードだからこそ、よりよい空の旅を楽しめるように空港ラウンジが良いされていたのですね。しかし、時代は流れプラチナカードやゴールドカードというものが世間的に浸透してきました。今まではプラチナカードとゴールドカードには大きな差があったのですが、ゴールドカードが今まで以上に種類が増えた状態で発行されるようになったためそれぞれのカードがサービスを強化するという事態に陥っています。

そんなサービスを強化することの一つとしてゴールドカードでもプライオリティパスが利用できるようにするというものが最近では増えてきました。まだゴールドカードのだからといって大半のクレジットカードがプライオリティパスに対応している訳ではないですが、ここ数年で着々と増えているのは事実です。それぞれのクレジットカードの詳細については簡単にしか説明できませんが、ゴールドカードでプライオリティパスを手に入れれるものをご紹介しましょう。

■楽天プレミアムカード
日本で発行されているクレジットカードの中で、プライオリティパスを利用することだけに注目すれば最も安く手に入るクレジットカードです。年会費1万円で4500円相当のプライオリティパス プレステージが手に入るのですからお得ですよね。楽天を利用するのであればポイント還元の面でも利用価値は高いです。

■JCBゴールド ザ・プレミア
一般に知られているJCBゴールドのさらに上を行くクレジットカードです。特定の条件を満たすことによってJCBゴールドからこちらのクレジットカードにランクアップします。こちらもプライオリティパスはプレステージに対応していますので年会費15000円を踏まえても安いと感じるでしょう。

■アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
ステータス性の高いクレジットカードとして有名なアメリカン・エキスプレス・カードのゴールドカードもプライオリティパスに対応しています。ただ、こちらはプライオリティパスの中でもプレステージ会員となっています。アメリカン・エキスプレスといえばトラベルとレジャーに非常に力を入れている会社ですのでプライオリティパスも充実しているのかを思えばそうではないのですね。
アメリカン・エキスプレスに関しては自社で様々なサービスを提供してますのでそちらが優先されているのかもしれません。

■プライオリティパスで使える日本のラウンジ

プライオリティパスをクレジットカードの付帯特典として入手することが最近人気ですが日本ではどこで利用できるのでしょうか。プライオリティパス専用の空港ラウンジなんて聞いたことが無いと思いますし気になりますよね。使える空港が多いのであれば持っておきたいと思う方も多いと思いますし実際はどうなのでしょうか。

まず、日本に限らずプライオリティパスの専用空港ラウンジは存在していません。基本的には国際線の発着がある保安検査場より内側にある空港ラウンジとプライオリティパス社が提携することで利用できるようになっているのです。つまり、日本でも国際線の発着が無い空港はプライオリティパスが利用できるラウンジが無いと考えて良いのです。それでは国際線が発着する空港ではどうなのでしょうか。

■成田空港
成田空港にはプライオリティパスを利用して入ることの出来る空港ラウンジが5箇所用意されています。保安検査場よりも外にある4ヶ所の空港ラウンジについてはカードラウンジとの提携となっているようで、プライオリティパスといえども内容はそこまで質の高いものではありません。
保安検査場内に用意されている空港ラウンジは大韓航空が用意しているビジネスラウンジであり他のラウンジよりも少しですが質の高いものとなっています。

■羽田空港
羽田空港にはプライオリティパスで利用できる空港ラウンジがありません。以外ですよね。
ただ、空港ラウンジは用意されていますのでプライオリティパスを発行するために利用したゴールドカードやプラチナカードがあれば利用できるはずです。

■関西国際空港
関西空港にはプライオリティパスを利用して入ることの出来る空港ラウンジが1箇所用意されています。こちらは大韓航空の空港ラウンジとはなっているのですが、保安検査場の外に設置されている空港ラウンジとなりますのでアルコールの無料提供などはされていません。内容としてはカードラウンジに近いようなものがあります。
国際空港と言えども海外への発着の規模を考えると成田空港のほうが大きくなってしまいますので仕方ないのかもしれませんね。

■中部国際空港
中部国際空港にはプライオリティパスを利用して入ることの出来る空港ラウンジが2箇所用意されています。どちらも保安検査場内に設置されているビジネスラウンジですのでアルコールなどの提供もされていますし品質は高いでしょう。

■福岡空港
福岡空港にはプライオリティパスを利用して入ることの出来る空港ラウンジが1箇所用意されています。こちらは保安検査場内にある大韓航空のビジネスラウンジですが、基本的には飲食の提供にとどまっています。

■プライオリティパスとラウンジキー

クレジットカードに付帯されているサービスのプライオリティパスとよく比較されるのがラウンジキー呼ばれるのサービスです。空港ラウンジを積極的に利用されていない方はラウンジキーと聞いてもピンとこないかもしれなセんがこちらはSBI系のクレジットカードに付帯されている空港ラウンジが利用できるサービスとなっています。
そもそもSBIプラチナカードとSBIワイルドカードはプライオリティパスが発行できるクレジットカードでしたが2015年末に廃止されてしまいました。SBIプラチナカードは年会費2万円でプラチナカードを持つことが出来る非常にお得なクレジットカードでプライオリティパスにも対応していたのですが残念ながらプライオリティパスは廃止されてしまったのですね。廃止の理由は明らかにはされていませんが、その変わりとして開始されたサービスが今回ご紹介するラウンジキーと呼ばれる独自のサービスなのです。このラウンジキーはプライオリティパスのように専用のカードを持ったり会員のランクが用意されているのではなく、SBIプラチナカードなどを提示するだけで年会6回までではありますが提携している世界中の空港ラウンジを無料で利用できるサービスとして提供されています。
このサービスをプライオリティパスと簡単に比較してみたいと思います。
まず本来の会員料金ですがプライオリティパスは3段階の年会費システムがあるのに対してラウンジキーは単独で入会することが出来ません。つまりラウンジキーは無料でサービスを受けられるシステムとなっています。続いてこれに付随して年間でラウンジが利用できる回数ですがプライオリティパスはスタンダード会員であれば1回27米ドルで何回でも利用できますし、プレステージ会員であれば毎回の費用は無料で利用可能です。それに対してラウンジキーは常に年6回までは無料で利用が可能であり7回目からは2160円で利用できるようになっています。プライオリティパスの場合はクレジットカードに付帯されている会員のランクを気にする必要がありますが、ラウンジキーはランクの概念がありませんしクレジットカードを提示するだけですので分かりやすいものとはなっています。ただ年間10回も20回もラウンジを利用し国際線乗り継ぎを体験している方はプライオリティパスのほうがお安くなるかもしれません。
提携している空港ラウンジの数もプライオリティパスのほうが多いものとはなっています。どちらが良いとは一概に言えませんが年間の利用回数が多いのであればプレステージ会員を手に入れるのが一番ですね。