プライオリティパスの基礎知識

■クレジットカードの空港ラウンジサービス比較

日本で発行されているクレジットカードには空港ラウンジが利用できるサービスが付帯されているものがあります。この空港ラウンジサービスに関しては一括りとして言葉では表されるのですが、実は内容が異なったものとなっているのですね。有名なものはプライオリティパスを利用した空港ラウンジ利用ですが、この他にもダイナースクラブラウンジやラウンジキーと呼ばれるクレジットカード会社固有のサービスも提供されていたりします。それぞれに特徴がありますので今回はこれらがどのようなものかまとめてみたいと思います。

■プライオリティパス
クレジットカードに付帯されている空港ラウンジサービスとして最も有名なものでしょう。利用できる空屋ラウンジは1000ヶ所程度になると言われており、利用可能数に関してはダントツのトップを誇っています。プライオリティパスはクレジットカードによって入会金が必要なものもありますが、大半は付帯サービスとして無料で提供されているものです。
プライオリティパスには会員の種類があるため種類によっては毎回のラウンジ利用料が発生します。料金が発生した場合には毎回27ドルの支払いが必要となり、これは同伴者においても同額となっています。

■ラウンジキー
こちらはMasterCardが発行する数少ないプラチナカードであるSBIプラチナカードとその上位カードであるSBIワールドカードにのみ日本では提供されているサービスです。こちらはMasterCardが独自に提携している空港ラウンジが利用可能となっており、世界で500ヶ所以上のラウンジが利用できると公式サイトでは紹介されています。
プライオリティパスのように別の会員証を保つ必要はなく基本的には年間6回まで無料で空港ラウンジを利用できるようになっています。7回めからも2000円で空港ラウンジが利用できますので比較的低価格となっています。

■ダイナースクラブラウンジ
こちらはダイナースクラブが発行するクレジットカードに対して付帯されているラウンジサービスです。提携されている空港ラウンジの数は600ヶ所程度となっておりプライオリティパスには少し劣ってしまうものと言えるでしょう。こちらのクレジットカードを利用すれば空屋ラウンジの利用回数は無制限に無料となっています。こういった質の高い独自のサービスはダイナースクラブらしさを感じる部分でありますので総合的なサービスを求めるのであればダイナースクラブラウンジが良いでしょう。

■ラウンジキーとプライオリティパス

以前はプライオリティパスが付帯されていたSBIプラチナカードやSBIワールドカード(ブラックカード相当)は今やラウンジキーと呼ばれる独自のサービスに変更されてしまいました。どういった経緯でプライオリティパスとの提携をやめてしまったのかは不明ですが、クレジットカードとしては数少ない独自のラウンジサービスを提供している会社となっています。

このラウンジキーとはいったいどのようなサービスなのでしょうか。ラウンジキーのサービスは利用しているクレジットカードによって少し異なったものとなっています。まずSBIプラチナカードの場合ですがラウンジキーを利用するにあたり年会費は不要となっています。毎回の空港ラウンジ利用料については6回までが無料、それ以降が2000円に設定されておりイメージとしてはプライオリティパスのスタンダードプラス会員が無料で付帯されているようなものでしょうか。無料で利用できる回数は6回と少なめではありますが、毎回の利用が2000円であれば必要に応じて支払ってもそこまで高額な出費にはならないと思われます。また同伴者についても同様に1人あたり2000円が必要となっています。SBIプラチナカードの場合は同伴者の無料サービスや家族カードに対するラウンジキー無料サービスは提供されていませんのでこの点は少しプライオリティパスに劣ってしまうような感じがします。ただ、先程も紹介したように価格が低めに抑えられているのでそこでバランスが取れていると考えられるでしょう。

これに対してSBIワールドカードであればどうなのでしょうか。こちらもラウンジキーの利用に関して年会費は不要となっています。それに加えてこちらのクレジットカードは驚きのサービスとなっており、利用回数は無制限で無料、そして家族に限らず同伴者も全て無料となっています。全員無料というのは驚きの一言に尽きてしまいます。プライオリティパスの中には1-2人の同伴者が無料であったり家族カード所有者にプライオリティパスが発行されるようなものもあるのですがここまでのサービスを提供しているものはスルガVISAインフィニットぐらいとなっています。それだけ同伴者全員も無料になるというのは数少ないサービスなのです。

ステータス性の高いクレジットカードといえばプライオリティパスが付帯されているのがある程度一般的な認識となっているとは思います。しかいMasterCardが発行する数少ないプラチナカードであるSBIプラチナカードやそれ以上のものに関してはラウンジキーという独自のサービスが提供されているのですね。

■ダイナースクラブとプライオリティパス

ステータス性の高いクレジットカードとして知られているのはアメリカン・エキスプレスとダイナースではないでしょうか。この中でもダイナースクラブは発行枚数もそこまで多くないこともあり、様々な部分で謎が隠されているクレジットカードとして印象を持たれているかたも居るでしょう。そんなダイナースクラブはプライオリティパスについての話題をあまり聞くことのないクレジットカードではないかと思います。実はこれには予想外の理由があるのですね。ダイナースクラブとプライオリティパスの関係性についてご紹介したいと思います。

実はダイナースクラブが発行するクレジットカードにはプライオリティパスが付帯されているものがないのです。これは非常に意外だと私は思っているのですがダイナースクラブはプライオリティパス社との提携がありません。みなさんもこの事実には驚かれるのではないのでしょうか。ステータス性の高いクレジットカードにも関わらずプライオリティパスが利用できないとなると空屋ラウンジを利用することが出来ないのがダイナースクラブの発行するクレジットカードだと思ってしまうかもしれません。しかし、そんなことはありません。プライオリティパスと提携していないクレジットカードではあるものの空港ラウンジは利用できるような仕組みが用意されています。

その仕組みというのはダイナースクラブラウンジと呼ばれるサービスです。こちらのサービスはプライオリティパスのように他社のサービスを利用したものではなく、ダイナースクラブが直接空港ラウンジと提携することによって利用を実現しているものなのです。ダイナースクラブが直接提携している空屋ラウンジは600ヶ所程度となっており、提携ラウンジ数が1000ヶ所に迫るようなプライオリティパスには少し及ばないサービスとはなってしまいます。ただ、プライオリティパスのように別途会員証を持つような必要も無く、ダイナースクラブのクレジットカードを発行するだけで自動的に付帯されくるサービスとなってきます。クレジットカードを発行してからプライオリティパスの会員証が届くまで待つようなラグが発生しませんのでこの点は嬉しい部分です。

ダイナースクラブはプライオリティパスと提携していないことでネット上などでも話題が上がらないものとなっています。しかしプライオリティパスには劣らないサービスが独自に提供されていますのでこれを利用すれば空屋ラウンジは利用することが出来るのです。

■プライオリティパスはゴールドカードでも手に入る

プラチナカードの特典として紹介されることの多いプライオリティパスですが、数は少ないもののゴールドカードを利用しても手に入れることが出来るものとなっています。プライオリティパスは空屋ラウンジを利用するための会員権ですので、クレジットカードの付帯サービスなど総合的なことを考えればプラチナカードを利用して手に入れることが望ましいとは思いますが年会費を抑えるためにはゴールドカードで手に入れたほうがお得なこともあるでしょう。今回は数少ないゴールドカードでもプライオリティパスが手に入るクレジットカードをご紹介します。

■楽天プレミアムカード
ゴールドカードでプライオリティパスが手に入るクレジットカードとして有名なものはこの楽天プレミアムカードです。楽天カードシリーズの上位クレジットカードとなっており年会費はゴールドカードらしく1万円です。こちらのクレジットカードを利用すればゴールドカードにも関わらずプレステージ会員のプライオリティパスが無料で付帯されてきます。ここまでプライオリティパスに対するサービスが良いのは楽天プレミアムカードだけですのでメインカードではなくプライオリティパスを利用するサブカードとして利用するのも良いでしょう。
また余談とはなりますが楽天プレミアムカードの上位に値する楽天ブラックカードにもプライオリティパスが付帯されてきます。こちらもプレステージ会員がもちろん付帯されていますのでインビテーションが来た場合は利用しても良いでしょう。

■アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
旅行などを心強くサポートしてくれるクレジットカードといえばアメリカン・エキスプレスでしょう。このアメリカン・エキスプレスが発行するゴールドカードもプライオリティパスが付帯されているクレジットカードとして知られています。アメリカン・エキスプレスは提携しているサービスも多いのですが基本的には自社で提携先と直接契約を結び何かしらのサービスを提供することが多くなっています。
そのためかアメリカン・エキスプレスは意外にもプライオリティパスはプレステージ会員ではなくスタンダード会員が付帯されているクレジットカードとなっています。プラチナカードともなれば年会費も数倍になりますしプライオリティパスもプレステージ会員となるのですがゴールドカードではスタンダード会員なのですね。それを踏まえてもアメリカン・エキスプレスは付帯サービスが非常に充実しているので利用することはおすすめできるクレジットカードです。

■AMEXはプライオリティパスにおすすめなのか

トラベルやレジャーに強いクレジットカードと言えばアメリカン・エキスプレスがあるのではないでしょうか。他のクレジットカードとは比べ物にならないような高額な年会費が設定されている物が多く、プロパーカードであれば一般カードであっても年会費は1万円程度のものとなっています。このアメリカン・エキスプレスはプライオリティパスを利用するにあたり便利な国際ブランドなのでしょうか。プロパーカードや提携カードを例として調べてみましょう。

まずはアメリカン・エキスプレスが発行しているプロパーカードから調べてみたいと思います。プロパーカードとして最も手軽なものはグリーンカードと呼ばれることもあるアメリカン・エキスプレス・カードですね。こちらは一般カードとはなっているのですがなんとプライオリティパスが付帯されています。一般カードに類するものでプライオリティパスが付帯されているのはこちらのクレジットカードぐらいでしょう。ちなみにゴールドカードにも同様にプライオリティパスが付帯されていますね。ただこのどちらも付帯されているプライオリティパスはスタンダード会員となっています。スタンダード会員は毎回の空屋ラウンジ利用時に利用料が必要ですのでこの点は覚えておきましょう。
ゴールドカードよりもさらに上位のクレジットカードであるアメリカン・エキスプレス・カード プラチナにもプライオリティパスは付帯されています。そしてプラチナカードであればプライオリティパスはプレステージ会員となっています。プレステージ会員であれば毎回のラウンジ利用料が必要ありませんのでいつでも無料で利用することが可能です。

提携カードの中でプライオリティパスが付帯されているものと言えば「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」がおすすめです。こちらのクレジットカードは年会費2万円で所有できるアメリカン・エキスプレスのプラチナカードであり、しかもインビテーション無しで申込みが出来る数少ないクレジットカードとなっています。プラチナカードですのでプライオリティパスはプレステージ会員が付帯されているのも嬉しいですね。そしてMUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードであれば家族カードであってもプライオリティパスが発行できるようになっています。このサービスが提供されているクレジットカードは少ないですのかなり優秀だと言えるでしょう。

アメリカン・エキスプレスに関してはプロパーカードよりも提携カードを利用したほうがお得にプライオリティパスを手に入れることができそうです。

>>プライオリティ・パスが取得できるおすすめのクレジットカード | クレジットカードの達人